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讃岐うどんブームが、続いている。それどころか史上空前の大ブームになっていて、今後10年以上は、このブームが続きそうな勢いである。讃岐うどんがテレビ、雑誌へ露出することが増え、先日もNHKのBSで4時間という長時間の特集が組まれたばっかりである。いままでうどん不毛地帯と言われていた極東地方にも有望な讃岐うどん屋が、ひしめく状況になり、さらには、讃岐うどんML極東支部という集団の中から有望なうどん女優が、デビューしたのも、このブームの一環であろう。
一方、本場讃岐でもうどんブームが加熱しているという情報を耳にするが、この状況を楽観するのでなく、加熱しすぎたブームの中からある種の危機が萌芽してきていると危惧しているのは、私だけではないであろう。楽観的な未来と悲観的な未来をごちゃまぜにして、池袋の超有名ラーメン店の店頭にひっそりと置いてある洗濯機に押し込んで、スイッチを押し、ぐるぐる回して相殺すれば、楽観的な未来がプラスになるかもしれない。
しかし、悲観的な未来にある数々の事象の中にこそ、讃岐うどんの本性が隠されているような気がしてならない。私とこのテキストを読んでいるあなただけで時代の潮流を止めることはできないのは明らかである。我々にできるのは、現在の讃岐うどんを食べることだけなのだ。と、ご託を並べてみたが、要するにオールアバウトジャパンで紹介されていた讃岐うどんツアーを見ていたら、私も本場の讃岐うどんが食いたくなったので、食べに行くことにした。
讃岐までの足は、もちろん、寝台特急サンライズ瀬戸号である。ビールと缶チューハイ、つまみを買い込んで、乗車する。平日なので、客は、少ない。座席は、のびのび座席の下の席である。下の席の方が、暗くなるし、人の出入りも気にならないので、よく眠れる。近くに陣取ったおばさん3人組の与太話が、終わるころ、ビールを飲み終わり、缶チューハイを半分ほど飲んだら、眠くなって、横になったらそのまま寝てしまった。おばさん3人組は、岡山で降りたらしく、私が目を覚ましたときには、すでに下車していた。サンライズ瀬戸号は、ちょうど、瀬戸内海をわたるところで、薄暗い海をすすむ漁船が眼下に見える。天気は、どんよりして、今にも雨が降りそうだった。アバウトな今日の予定にそって、全店制覇で店の場所を復習しているうちに、サンライズ瀬戸号は、新しい高松駅のホームに滑り込んだ。都合3回目の讃岐上陸成功の瞬間である。
さすがに新しい高松駅は、デザインがしゃれている。高松駅の外に出て駅の外観を眺めていたら、レンタサイクルの文字を発見し、地下のレンタサイクル受付に向かった。当初は、愛車のBD−1を持ち込む予定だったが、さすがに1日100円の魅力と運搬の苦労をはかりにかけて、1日100円に決めていた。なにやら難しい手続きがあるらしく、免許を見せて、名前を書いたりしたが、簡単に3日間の足を確保することができた。このレンタサイクルが1日100円である。普通のままちゃりであるが、高松市内なら、このレンタサイクルで十分まわることができる。後述することになるが、隣町まで遠征することもできた。(あまり、おすすめしないが、、、)
平日の朝、駅方向に通勤している人が多く、私がいかにもうどんツアーで来たように見られている気がして、多少恥ずかしかった。まずは、市内の谷川製麺といううどん屋に向かう。地図を確認して、高松の町をさまよい、広い道の片隅にようやく、見つけたが、まだ、店は開いていない。私のもっている古いバージョンの全店制覇では、開いているはずの時間だったのだが、しかたない。次なるうどん屋に向かう。
2002.11.20
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