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桜屋
(熊谷市)

このホームページを閲覧した人から、たまに私のところへメールをいただくことがある。日本国内からはもちろんアメリカやドイツ、中国、韓国などからメールが来たこともある。何の目的で、どんなルートでここまでたどり着いたかはわからない。英語は得意ではないが、WONDERFULと書いてあったので、肯定的な意見であったのだろう。全般的に見て、そういう肯定的なメールが多いので、このホームページが続いているのである。
ところが、この前批判的なメールをいただいた。わざわざ閲覧して、そんなことをわざわざメールで送る暇があったら、もっと有益なことに時間を使って欲しいと思うのだが、結局、このホームページでは、新しい有力なうどん屋を発見して紹介していないではないか。他人が行ってうまかったたうどん屋をあたかも自分が発見して行ったかのように書いているだけではないか、つまり地道なステルス活動は他人にまかせ、おいしところだけを吸ってるのではないか、という内容であった。
うーむ。おっしゃるとおりだ。認めよう。99%そのとおりである。そもそも、いままで誰も紹介してないような新しい有力なうどん屋を探すことが、私の目的ではないのだが、逆に言うと、そういう情報を期待してこのホームページに通ってくれる人もいるということがわかったので、これからは、そういう需要を充足させることも視野に入れて、新規開拓に少し力を入れることにしたい。
というわけで、あんまり有名でないけど有力そうなうどん屋をインターネットで探してみると、怪しいうどん屋のホームページを見つけた。めんくぼう桜屋という熊谷のうどん屋である。聞きなれない「武蔵野流讃岐うどん」というジャンルである。おそらく日本で唯一であろう。「茹で時間30秒の極細ちぢれうどん」というのもなにやらすごい。ということで、地雷覚悟で行ってみた。
熊谷市内の旧道からさらに住宅街に入ったところにある。わかりづらい場所である。ちょっと怪しげな建物を発見した。向かって左側が麺を打つスペースになっている。のれんをくぐり、座敷に腰を落ち着けた。メニュを検討してもりの肉汁で食べることにした。あんまり落ち着かない店内である。やがて、うどんが届いた。麺は細くて縮れている。柔らかいくて、箸で持ち上げると箸を中心にだらっと下がるだけなのは武蔵野うどんっぽい。色も地粉系である。でも、讃岐うどんらしさもある。もちもちした感じや微妙に麺がよじれているようなところは、讃岐うどんらしい。
ちょっとというか、かなりいい。武蔵野うどんと讃岐うどんの良いところを抜き出している。これは、はまってしまうかも。今回のステルスは成功した。絶対おすすめである。行ってみるべし。
平成16月12月13日
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