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さか田(2)
(有楽町)
とある土曜日、今日は単純明快な一日で終わるはずだった。なぜなら、Macエキスポの開催日なのである。1年程前から今日のこの日を心待ちにしていた。朝、電車にのって、Macエキスポに行って、電車で帰る。それだけのささやかな幸せが来るはずだったはずなのに。それが、こんな事態になるとは、、讃岐うどん道は、ときとして、人に試練を強いる。
実は、数日前、讃岐在住のうどん女神様と呼ばれるお方が、関東に降臨されるとのことで、緊急に歓迎オフ会が、開催されることになり、陽に暗に、参加を示唆、強要され、流れ上やむなく参加することになってしまった。しかし、あくまでメインはMacエキスポである。例え、脱走者と後ろ指を指されてでもこれだけは、ゆずれない。
とりあえず、池袋から有楽町線に乗り、有楽町駅で降りる。ここから、さか田へのルートは、完璧である。前回のレポートでは迷わずついたと書いてしまったが、本当のところは、迷いに迷った。おかげで、この近所の土地感ができてしまっている。いまのところ、そしてこれからも、さか田に行く以外には、この土地感を生かす機会は、ないだろうことは、少々残念である。駅から歩くこと数分、さか田の前にたどり着いた。さか田は、さすがにハイソな銀座っぽくて、ケバケバしてないところに好感がもてる。
今回の集合時間は12時ちょうどだったはずだが、ぴったし、12時に着いたにもかかわらず、誰もいない。これは、はめられたかなと、疑念が生じ始めたその瞬間に、例の彼が、現われた。例の彼とは、忘れもしない、いや、忘れたくても、忘れられない極東チベットに生息するといういな@青梅さんだ。実は、この時点で、秋葉原のじゃんがらラーメンと山形家で、ラーメンを食べてきたそうである。そのラーメン屋の前を通ったら、食べたくなって、食べてしまったという、その気持ちはわかるが、これから予想される状況下では、なかなかできることではない。
とりあえず、2階に登って店に入ろうとのことで、登ったら、いました、例の濃い人2人に美女が1名。これで、都合、野獣が、4匹になった。注文をとりにきたので、「生しょう油うどん」を注文した。
はじめて「生しょう油うどん」を食べたのは、忘れもしない、今から何年か前だったか、、、そして、その店は、記憶のかなたに消え去ってしまい、名前すら覚えていないが、、、大阪駅第3ビルの「はがくれ」だった。
たまたま、大阪に旅行に行ったときに、とある雑誌に紹介されていたのに興味をもってその「はがくれ」に行ったのだが、そのときに評判の「生しょう油うどん」を食べ、どひゃーんと脳天直下唐竹割を受けたような衝撃を受けた。目茶うまいやんかー。思えばあのとき、「はがくれ」に行かなければ、こんな讃岐うどんの泥沼に入り込んで、もとい、引きずり込まれて、スティーブンキングのホラー小説の題材にすらなりそうな恐怖のチベットツアーや忘年会昼の部に参加することもなかったはずである。
そのときの辛く苦しい思い出を打ち消そうしていると、きました。生しょう油うどんです。例によって、すだちが入っていて、醤油をかけて食べることにする。うどんは、やっぱり、固くて腰がある。私は、好きなのだが、これだけ固いと、一般客は、いやがる人がいるかもしれない。今日は、讃岐から降臨されたうどん女王様の歓迎オフである。したがって、この麺は、使い込んだ鞭のようにピシっとしている、という感想を得た、とまとめておこう。その後、一旦さか田から出て、店の前で、岩塩の話題で盛り上がりながらたむろしていると、ようやく、参加者が、集まってきた。次の店「さぬきのうどんや」に行くというので、失敬ながら、その場から逐電してMacエキスポに向かった。
2000.2.19
すみた(7)に続く。
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