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大島製麺

(高松市)

 

 今回のツアー最終日は、電車や、バス、徒歩を利用して、うどん屋を訪れる予定だ。群馬県の次にバスの路線が少ないとされている香川県で、電車とバス、徒歩だけで、どんなうどん屋に行ってしまう恐ろしい人が実在している。私も、かねてから、その雰囲気を味わってみたいと思っていた。

瓦町駅から琴電に乗り、太田という駅を目指す。電車に乗るとやけに女性の姿が多い。太田駅は、ホームの下を猫が横断するくらいののどかな駅だ。もし、讃岐うどんに出会わなかったら、こんなひ鄙びた駅に降り立つことはなかったに違いない。数年、いや、数10年、時間が止まったかのような雰囲気。駅長室もストイックで好きだ。静かなホームに近くの踏み切りのチンチンという音が鳴り響く。ホームから手打ちうどん上田とかいうセルフの店が見えたが、どうやら今日は、休みのようである。歩いて、大島製麺に向かった。

 ちょっと見は、一般店のように思えるが、中に入るとやはり、製麺所である。天井や壁が黒ずんでいて、昔は、全面が製麺所だったのかもしれない。奥の方に熱帯魚の水槽が見える。少しでも店の中の雰囲気を良くしようという苦肉の作なのかもしれないが、かえって、雑然さを増す結果になっている。

天ぷらは、特殊なものが多いかもしれない。さんまの天ぷらみたいなものをいただいた。うどんは、小、できたての麺だったの暖めるのは、もったいなかったが、つい湯がいてしまった。麺にはそれほどの腰があるという印象はない。ストレートな麺。出汁にも特に特徴はなく、平均的な味を追求しているのかもしれない。おでんもおいてあった。

 

2001.2.11


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