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オビカ食品(1)

(丸亀市)

 朝、高松繁華街の宿から出て、レンタサイクルにのって、高松駅に向かう。今日は、丸亀駅に降りて、レンタサイクルを借りて、丸亀周辺のうどん屋を探索する予定だ。朝からやっているうどん屋を探していたら、市場の中で営業しているこのこのオビカ食品に興味をひかれて、今日の朝うどんはこのオビカ食品で食べることにした。市場は、日常生活に欠かすことがない重要な場所だと思うが、一介のサラリーマンの日常生活では、なかなか行く機会がないところだ。市場の中の飲食店というと、食材が新鮮で安く手に入るから、安くてうまい、また、朝から肉体労働系の客が来るからボリュームがあるというイメージがある。

 それから店名のオビカって、どういう意味なのか、これにも興味がひかれた。おそらく、店主の苗字だと思うが、私の不勉強で他にはあまり聞かない苗字である。それをカタカナで書き、食品という言葉を付け加えると、現代音楽によくある不協和音のような違和感がある。どうしてオビカなのか、どうして市場にあるのか。どうしてうどん屋なのか。長編ドラマが、視聴率低迷のため、突然最終回になってしまうような論理的な飛躍がある。

 丸亀駅に降りて、駅前のレンタサイクルを借りる。レンタル料として保証金を含めて500円を支払う。500円のうち、400円は自転車を返却するときに返してくれるから実質100円である。自転車で、広い通りを市場方面に向かう。10時少し前に市場に到着した。もう、市場はほとんど終わっているようで、野菜が山積みされているだけだった。その敷地の奥に店が並ぶ。その中の1件にオビカ食品を発見した。おそらく、朝は、市場の関係者がたくさんいて、ここも盛況だと思われるが、私が到着した時間帯では、客はあんまりいなかった。

 店に入ってみたが、特にメニューが見当たらない。カウンターにあらかじめうどんが、入った丼が三つおいてあった。小をもらい、たまねぎの天ぷらをとる。料金を払おうとしたら、後払いと言われた。テーブルに座りうどんをすする。出汁はイリコくさくない。ふわふわした感じの麺。もう少し早い時間帯がベストか。案外サラリーマン風の客が多い。乱雑で、古い店内。テレビで古いアニメを放送していた。

平成16月9月3


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