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中北(1)
(高松)

中北は、住宅街にあってわかりづらい立地のようで、全店制覇で、よく場所を確認した。わかりづらいうどん屋を探すときに有効なのは、まずは、おおまかに地図で近くまで行って、近くまできたな、と確信したら、車の流れをつかむ、特に他県ナンバーの車をみつけたら、要チェックである。今回もたまたま、四国の別の県の軽自動車を見つけ、割と、慣れたようなスピードで通り過ぎたので、すぐにその後を追った。
さすがにままちゃりで自動車をおいかけるのは、つらく、マークした軽自動車が見えなくなりそうなころ、その軽自動車は、Uターンしてきた。マークした自動車が、実は、地理不案内なため、その道連れにされてしまって迷うことは、よくあることである。そんな場合でもその車をうらんではいけない。あの軽自動車のマークはやめて、別の車を探そうとしたとき、Uターンしてきたその軽自動車は、私の少し手前で何のへんてつもない路地を曲がった。もしや、と思い直し、私も続いてその路地を曲がると、あっけなく目指す中北を発見できた。なるほど、一見には、絶対わからない立地だ。
少し前に到着した軽自動車からおにいさんが、降りてきて、私に「いらっしゃいませ。」とあいさつされて店に入っていったが、これは、もしや、従業員でさえ、迷うのだろうか、、。平日の朝なのでまだ、先客はいないようである。入って右側がうどんをつくるところで、左側が、客席になっている。さっき、車で先導していたおにいさんもうどんを打つところに立っていた。とりあえず、うどんの小とイワシフライの時価という文字を確認してイワシフライを注文した。今日のイワシフライは、180円である。運良く、イワシフライは、作り置きでなく、これからイワシフライをつくるようだ。つくりたてであつあつのイワシフライが食べられるとは、すばらしいことである。先にうどんの小を準備してもらったので、うどんを食べながら、イワシフライを待つ。うどんは、悪くはないが、ちょっと中途半端な路線で、イワシフライのような潔さを感じられない。そうこうしているうちに、待望のイワシフライが、できあがった。思ったより、厚い身で新鮮そうである。熱々のイワシフライは、予想以上にうまい。もし、中北を目指す冒険者が、運良く中北にたどり着いたら、絶対にイワシフライを注文しなければ、ならない。もし、イワシフライを注文し忘れたら、一生後悔するであろう。

平成14月11月21日
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