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もり家(1)
(香川町)

だいぶ、おなかがいっぱいになってきて、市内の有力店にめぼしい店をみつけられなくなったので、少し遠征し、高松市の隣、香川町のもり家というところに行くことにした。青いままちゃりのレンタサイクルで行くのは、少し距離が遠いが、帰りは、下り坂になるので、なんとかなるだろう。道順は、ほとんど広い国道の歩道を行くので、難しくはない。しかし、やはり、もり家は遠かった。なんどもあきらめかけ、勘違いしたふりをして、通りがかりの別のうどん屋に入って、自己満足しようという誘惑もあったが、時間には余裕があったので、ゆっくりと少しづつ前進した。
高松空港が近くなって、上空を飛ぶ飛行機のサイズが大きく見えてくる。やがて、道を曲がり、坂道になったので自転車を降りて、押しながら山を何度か越えると、ようやく「もり家」の看板を見つけた。新しくて、きれいな店構えである。もちろん一般店である。これだけきちっとした建物だと逆に大丈夫だろうか、ちゃんとしたうどんが食べられるのだろうかと心配してしまう。完全に疲れ果てていて、うどんを食べたいと言うより。早く座って休みたい。
本で見かけたかきあげうどんを注文する。讃岐の夢2000のキャンペーンをやっているらしく、パンフレットがおいてあった。水をおかわりして飲みながら待つこと10分くらい、注文の品が届いた。
さすがに一般店だけあり、洗練されていて量も充分にある。かきあげの大きさにも魅力があるが、ツアーとして回るには、やはり一般店はきつい。うどんは、キャンペーン期間中のため、讃岐の夢2000を使ったものらしいのだが、讃岐の夢2000の実力を生かしきれていない中途半端なものであると感じた。同じ讃岐の夢2000を使った塩田のうどんとは、全然違う。うどん屋にとって、どのうどん粉を使うかというのは、根本的に重要なものである。それを安易に変えてしまうとしたら、それは、うどん屋としての存在意義をなくしてしまうくらい大変なことであると思う。いつものスタンダードな粉を使ったうどんを食べられたら良かったかもしれないが、次にレンタサイクルで来ることはないであろう。ただ、帰りに高松市街の先に海を見下ろしながら自転車で下るのは、気分が良かった。
平成14月11月22日
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