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丸山製麺所

(高松)

 

今回のツアーでは、経費節減とカロリー消費のため、歩きや自転車を多用することに決めている。高松市内のうどん屋ならほとんど自転車だけで、対応できそうだ。流行りの折り畳み自転車でも持ち運べば、おもしろそうだが、一般にはレンタサイクルという判断が、正解だろう。高松駅の手荷物預かり所でレンタサイクルを貸し出している。朝8時から夕方まで一日600円で貸してもらえる。高松でレンタサイクルを借りる人は、少ないみたいで、自転車の台数は、5、6台くらいしかない。とくに難しいこともなく、今日の足を確保できた。MTBっぽい、篭付きの普通の自転車である。

「サイクリング、サイクリング、ヤッホー、ヤッホー」と鼻歌まじりに一路丸山製麺所へ向かう。目標の小学校を見つけた。ちょうど、通勤時間帯にあたっているためか、前の道路が渋滞している。横断歩道を見つけて2車線の道路を横断し、店の前に辿り着いた。ちょっと見には、うどん屋には、みえないような建物である。時代を先取りしようとして、そのまま取り残されてしまったような哀愁がある。自販機の脇に自転車をとめて、店の中に入った。店の中は期待通り殺伐としている雰囲気だ。左奥に製麺スペースがある。奥のテーブルには、さぬきネギの段ボール箱が無造作に放置されている。この雑然さは、インドの安食堂に通じる感覚である。壁には、表彰状が、たくさん並んでいる。おじさんとおばさん2人で経営しているようだ。ラーメン用の麺もつくっているらしい。先客は3人ばかりいた。

 とりあえず、おばさんに小を注文した。うどんは、割合細め。自分で湯がいて、出汁をすくう。この出汁をすくう道具が、ひしゃくである。よく、神社の手洗い場で使われているのと同じもので、少しばかり神聖なものを感じた。オプションは、最初天ぷらにしようと思ったが、どの天ぷらもとてつもなく、大きいので先々の事を考え、無難な油揚を選択した。それに天かすとネギをのせて食す。

出汁は、淡い色彩。いやみがないすっきりした味覚。麺はしこしこしてうまいが、ベストタイムをはずしたか?仮に極東だとすれば、十分レベルが高い麺であるのに違いないが、活きのよいぷるぷるした感じがしない、もったりとした感じで、腰が、抜けかけている。もし、この麺がベストタイムだったら、すごい、そういう予感は感じさせる。食後、少しばかり舌にしびれを感じた。もしかしたら、出汁に化学調味料使っているかもしれない。

 2001.2.9


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