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こうめ(1)
(丸亀市)

広い国道11号線から目印にしていた小さな自転車屋さんのところの路地に入り込む。事前にインターネットで調査してプリンタしたものにのっていた店の写真の前に来たが、門はしまっており、営業している気配がない。11時20分頃だったので、これからぼちぼち開店するのかなと少し待っていたが、そのうち、別の客がきて、門を開けて中に入っていった。店主らしき人がでてきて、入口は反対側にあると説明されていた。指示されたとおり、裏に回ると小さな駐車場の奥に割と立派な入口を発見した。
うどんと書かれたのれんをくぐり、店の中に入り、鉄板焼きのテーブルに着座する。うどん屋というより、居酒屋かお好み焼き屋といった雰囲気だ。他にも客はいたが、単独系の客が多い。おそらくさぬきうどんマニアか。壁には、アサヒビールの美女ポスターと私にはその価値が分からないサイン色紙が3枚がはってある。中華そばやラーメンライスのメニューもあった。「こうめ鳥の足」が、名物らしい。こうめS(スペシャル)として、こうめ鳥の足、ごはん、中華そばのセットメニューがあった。牛すじ丼という新メニューも最近できたらしい。お好み焼き屋から派生したこういう形態のうどん屋さんは、はじめてだ。
おめあての牛すじぶっかけ(小)500円を注文し、しばし、待つ。来た来た。見た目非常に贅沢な一品である。うどんの上に牛すじが、ドーンと盛られていて、半熟卵とすだちの切ったものが、のっている。すだちをかけてうどんをいただく。こうめでは、この牛すじが、評判だが、麺の出来もそれに負けていない。往年の名レスラーであるタイガージェットシンが、サーベルを使って反則技ばかりしていても、実は、ストロングスタイルの本格派でもあったのと似ている。でも、タイガージェットシンが、玄人受けする技を連発しても、観衆が沸かないのと同じように、麺だけのシンプルなメニューだと役者不足かなという感は否めない。
こうめのホームページを見ても、いろんなこだわりをもっていることが、うかがいしれる。やはり、評判の牛すじの旨さは格別であった。麺の存在がかすむほどの存在感がある。味がよくしみこんでいて、とろとろで、そのボリュームにも大満足だ。誰かがごはんと一緒に食べたいと要望して、牛すじ丼が、開発されたのだろうが、その気持ちは充分すぎるほど分かる。この牛すじぶっかけは、讃岐うどんというルールを越えてしまった、ある意味、反則技かもしれないが、こんな素敵な反則技になら、何度くらってもよい。おすすめのうどん屋さんである。

平成16月9月3日
【讃岐うどん】醤油うどんセットA さぬき手打うどん梅木・楽天市場店
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