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公美食堂(1)

(善通寺市)

 白川という讃岐うどん屋を細い路地の先にやっと、探し当ててみたが、運悪く臨時休業であった。どうやら、大阪かどこかのデパートのイベントで一週間くらい、仮店舗を営業しているためらしい。再び、善通寺市街に戻り、国立病院のすぐそばにある、公美食堂といううどん屋に寄る事にした。看板にあるネーミングがが、すごい。おばけうどんの店と書かれている。どんなうどんを食べさせてくれるのか、想像力をかきたてられる。

 広い道に面しているが、街のはずれといった雰囲気で、交通量はそれほど多くない。すぐ裏には、ラブホテルがあり、左側の道路の反対側にはお寺があるので、確認はしなかったが、お墓も近いであろう。薄暗い空に、ぽつりぽつりと雨が降り始め、おばけの看板とあいまって、異様な雰囲気が感じられた。写真を撮っていたら、たまたま、もうすぐおばけになりそうなおばあさんが、おばけの看板の裏側から、ひょいと歩いて出てきてぞっとした。上の画像の看板のおばけの文字の上の方にうっすら白い斑が見えるが、これは、画像加工したものではない、と、すると、、、これは、、、ただ単に雨粒がデジカメに落ちただけなので、ご安心を。(少なくとも私はそう信じている。)

 店内はレトロな感じ、古いテーブルに古い椅子。最近、昭和初期風のレトロなイメージを売りにした店があるが、ここは、レトロにしようと思って、レトロになったのでなく、ほっといたら、レトロになってしまった、ということであろう。おばけうどんの小300円を注文した。おばけの由来は、このきつねにある。丼いっぱい、麺を隠すほどの大きさのものが、のっている。ネーミングの割には、麺はそこそこいける。出汁は、味のないような甘たるいもので、あんまり好みではない。きつねの甘さが出汁に入ってしまっているようだ。讃岐うどんブームが、もしなかったら、今頃は、もっとうらびれていて、それはそれで、おもしろかったもしれない。

 

平成16月9月2日


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