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きくや

東京都東村山市諏訪町1ー1ー3

東村山の駅を降りる。この駅を降りるのは私の生涯で初めてである。東村山には、旧友が、住んでいるのだが、年賀状以外には音沙汰がない。東村山といえども、東京である。駅前は大きなビルがそびえていると予想していたが、あっけなく予想ははずれた。うまいうどん屋は、見つけづらいところにある。これは、うどん食べ歩きの法則である。したがって、合理的にうどん屋巡りをするには、事前に情報を収集して、地図で事前学習することが、必要である。ここ「きくや」も例外でない、おそらく勘だけで店に到着するのは、至難の技に違いない。

このきくやは、danchu10月号で知ったのだが、どうも昔テレビでみたような記憶がある。ともかく、事前に地図で予習していたので、駅からまっすぐ店に向かった。店は大きなビルの一階にあった、おそらく自社ビルなんだろうな、うどんでビルを建てたのだろう。それにしては、少し店内が、狭いか。カウンター席中心で回転は、良さそうだから、このくらいの狭さが、行列という看板を呼び込むコツなのかもしれない。雑誌でみたときは、何故か、真四角の店内で年季の入ったテーブル、木の椅子を想像していたのだが、実際は、奥に長細くて、モダンで明るい店内である。

迷わず大釜の前のカウンター席に座った。この大釜はうまいうどんの目印だ。スタッフは4、5人。カウンター席の方にメニューが、貼ってある。L、LL、3L、4Lと肉汁、天付など、一見複雑そうなメニュー体系。うどん屋としては、異質なシステムである。とりあえず、後が控えているので、一番軽そうなL肉汁天付(550円)を注文した。Lといえども、3玉だそうである。充分すぎるほど、充分だと思っていたが、注文をとったおばさんは、なにやら、Lでは、量が少ないそうで、3Lや4Lを薦めたいらしい。心配になったが、追加できるので、足りなかったら追加するということで、Lに決めた。

ここのうどんは、一見純朴だが、実は世慣れしている。やみつきになる要素がある。麺は、細面、しっかり腰がある。小麦粉の味がしてかみしめたくなる。かみしめるほど味がでてくる。これは、噛むことを否定する讃岐うどんとは、全く別の方向だ。Lでは、足らずに2玉追加した。一玉追加50円である。玉を追加できるのは、非常に珍しい。しかし、2玉追加してもものたりない。次に行く店がなければ、あと5玉は食べたい。大きな竹の器の肉汁は、絶妙で熱々、薬味は、しょうが、わさび、葱、ごま、天ぷらは長葱、玉葱、人参のかきあげ、冷めていたが、充分満足できる味と大きさ。

営業時間が短いのが難だが、何度か通ってみたい店。同市内に支店があるそうで、次回はカレーうどんを食べてみたい。(^_^)

 


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