イーハトーボ(8)

(小川町)

あいにく小雨が降っているので、少し肌冷えする。こんな寒い日は、暖かいうどんが、食べたくなる。暖かいうどんといえば、カレーうどんだ。これをカレーうどん三段論法という。私は、カレーうどんが好きである。讃岐うどんにはまってからも、基本的にそれは、変わらない。もし、カレーうどんというものが、この世に存在していなかったら、これほど、うどんを好きになって、讃岐うどんにはまることもなかったに違いない。カレーうどんの可能性は、まだまだあると思っている。一滴八銭屋や甚五郎のカレーうどんは、それなりに研究の跡が見られると思う。

車の量は、それほど、多くないが、秋の行楽シーズンなので、県外の車が多くて、とろとろ進んでいる。約50分かかって、イーハトーボに到着した。あいかわらず車のラジオは壊れているので、前回のとは、違う別のラジオを持ち込んだが、こちらも電池切れの状況だった、ためしに、電池を抜き出して、ふってみたら、なんとか聞ける状況になった。小雨の中、例の看板が、見える。そこを目印に、路地に入り、イーハトーボに到着して、手書きののれんをあげて、店に入る。客は5人くらい、個人客が多い。私が見た限りでは、うどん通の人が多そうだ、、、。だって、うどん体型なんだもん。(^_^;)席を確保して迷わず、カレーうどんを注文する。もちろん大盛りだ。カレーうどんは、少々高い。600円である。大盛りだと、780円となる。生しょうゆうどんが、300円だから、その倍となる。しかし、これは、比較の方法が間違っている。イーハトーボの生しょうゆうどんが、安すぎるのである。他の店のカレーうどんと比べれば、標準以下に違いない。

注文を受けてから、うどんを茹で始めた。待つこと数分、カレーうどんがやってきました。大盛りだけになかなかボリュームがある。肉も多めだ。カレーのいいにおいだ。カレーを一口、熱い。カレーのルーとうどんに使う汁をブレンドしたんだろう。あんまりいりこの味はしないので、いりこの汁ではないかもしれない。あの生しょうゆうどんのように腰の入った麺をイメージしていたが、少し様子が、違う。意外にもぶつぶつきれる。関東うどんほどぶつぶつ切れはしないが、これは、少し意外だった。もしかしたら、釜揚げ状態のまま、水でしめることなしに、カレーをかけるのかもしれない。麺とカレーの温度では、麺の方が熱い。カレーは、懐かしさを感じさせる中辛の風味。あんまり、新しさを感じさせるカレーうどんではなかったが、私なりには、それなりに満足できるものであった。

店主の話だと、今日は、天候とか、湿度の関係で、麺を細目にしてあったらしい。そういえば、湯で時間もいつもより短かったような気がする。麺の太い、細いは、作者の好み、あるいは、客の好みという主観に左右されている、主観から発生しない客観的事情といってもせいぜい経営上の理由によるものくらいであると思っていたが、それ以外の客観的事情から麺の太さが違うというのは、なんかすごいことだと思う。(^^)

2000.10.29

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