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イーハトーボ(6)
釜玉うどんが、食べたい。こんな欲望をもつ人間は、比較的、関東地方には多くないだろう。なぜなら、関東地方では、釜玉というのは、一般的なうどんの食べ方でない。そもそも、関東地方でうどん屋を経営されている方ですら、釜玉うどんという食べ方を知らないのがほとんどという状況にあると思われる。しかし、そういう欲望をもつ人間にとっては、ことは、重大である。もちろん、関東地方のうどん屋にも釜玉うどんは、探せばあるだろう。わたしも何度か関東地方の釜玉うどんを経験している。
しかし、釜玉という名前のつく釜玉うどんでなく、さらに本物の釜玉うどんを食べたい。こういう欲望をもってしまったら、もう、結論は、2つしかない。香川県に遠距離さぬきうどんツアーを実行するか、ここイーハトーボに行くかである。 わたしの場合は、幸運にも、このイーハトーボから近いので、もちろんこちらを選択した。
割合、天気がいい日で、同行者を連れていったが、さすがに、こんな場所にうどん屋があるのか、とびっくりされていた。店は満席状態だった。ここに入ると、うどん友のいな@青梅さんに捕獲されないが、ひやひやしているのだが、今日は、幸いにも彼はいないようだ。釜玉が食べたかったので、迷わず、釜玉の大盛りを注文した。
店は、ほぼ一人でやっているので、客がたくさん入ると、店は忙しい。少し待ったが、無事に釜玉うどんが、到着した。とりあえず、うどんを食べる前の儀式として記録用にデジカメで撮影する。しかし、釜玉を食べるときには、この儀式はおすすめできない。このわずかな時間に、釜玉うどんの状況が変わるからである。やはり、うどんが、手元に届いたら、すぐにかき混ぜた方が、正解である。少しかき混ぜるタイミングが遅れたことで、白身と黄身の部分のバランスが悪くなったようだ。釜玉うどんの麺は暖かい。いわゆる釜揚げうどんが、その基本構造である。冷たい麺がしっかりしているのは、もちろんだが、この釜揚げ状態の麺のしっかり感もなかなかのものである。冷たい麺より、少し丸みがある。時間経過により、うどん筋の周辺部が、だんだん、室温に近づいてくるが、うどん筋の中心部は、相当の期間、保熱状態にある。冬に食べたら、もっといいかも。
讃岐にある山内のうどんでは、おいしい水が、うどんをうまくするんだという主張がある。そして、ここ寄居には、名水百選といわれる、水場がある。遠くは、秩父山脈から流れ出た伏流水が、平地になるこの寄居地方に出てくるのかもしれない。このうどんは、その名水を使って茹でられたはずだ。だから、旨いんだ!と、、そんな単純ではないでしょうが、、、。(^_^;)
2000.9.2
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