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源内

(高松市)

瓦町駅そごう前から発車するバスに乗り込んだ。身近な足として、バスは便利な乗り物である。ただし、一介の旅行者には利用しづらいのも事実である。だいたい、路線バスに乗るのは、地元の人が多くて、地元でない人は、タクシーをどうぞという暗黙の了解があるのかもしれない。バス路線をやっと見つけても、待ち時間が異様に長かったりするのも常である。特に地方都市にその傾向が強い。でも、もっと田舎では、バスさえ通っていないので、まだ、バス路線があるだけましか、、、。

バスに乗り込んでも地方により、システムが違う。愛想のいいバスの運転手さんは、ほとんどいないので、周りの様子を観察しながら、システムを把握する必要がある。いろいろ問題があるが、基本的にバスは、大好きである。電車で行けるのに、乗り換える必要がないからという理由でバス路線を利用することが多々ある。ともかく、バスに乗り込んだ私は、デンソー前という停留所で降りた。すでに夕方、日が暮れかかっている。おそらく、今回のツアー最後のうどん屋訪問になるだろう。

ここだけは、どうしても押さえておきたいうどん屋さんが、残っていた。それが、この源内である。いわゆる一般店であるが、いわゆる十条すみたの大将が修行したうどん屋であるので、すみたのうどんのルーツを探っておきたい。デンソー前の停留所から歩いて数分。源内の前に到着した。

私は、勝手に1軒で店を構えていると信じ込んでいたが、意外にもテナントの中の一店だった。ともかく、ドアをあける。店には、3、4人の従業員がいて、客は他に一人いた。カウンター席がたくさんあって、奥に座敷もある。

はるか以前から決めていたのだが、一応メニューを拝見してから、かしわうどんを注文する。カウンターの前には、ぐつぐつ煮えているおでんがある。このおでんにつけるタレは、すみたと同じようだ。待つこと数分。来ました。かしわうどんです。うまそう!醤油の色というより、黄金色っていう感じの出汁。ネギは、細かく刻まれている。おいしかった。(^^)当然のことかもしれないが、すみたのうどんとよく似ている。もちろん、作者が違えば、うどんは、変わるものだが、さすがに根本的な部分が、同じなのだろう。大満足して、店を出て、バスの停留所で数分待ち、瓦町行きのバスに飛び乗った。

 

2001.2.11


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