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青田や

(飯能)

 このところ、暑い日が、続いている。こんな暑い日は、もちろんうどんでも食べに行こう。早くも夏ばてかもしれないが、あんまり食欲がない。うどんなら、胃にも優しいので、夏ばて対策に有効である。私の住んでいる熊谷方面から、車で飯能方面に向かう。パソコンGPSの使用にも慣れてきて快適なドライブである。この地図ソフトには、ポイントを登録できる機能があるのだが、いまのところ、私が登録したのは、うどん屋ばっかりである。これら優秀なうどん屋の位置関係を綿密に調査して、何らかの原理原則を発見できたら、おもしろそうであるが、私のうどん歴は、まだまだ貧弱なので、そこまではできそうにない。

 途中青い手作りっぽい看板の指示通り脇道に入り、やがて、無事に今回の目的地である「青田や」といううどん屋に辿り着いた。「青田や」の「や」は、おそらく「屋」あるいは、「家」という意味なのだろう。住宅街のはずれといった感じの立地で、広い道路にも面していないが、近くにくると、駐車場には、自動車がいっぱいで、付近の道路上にも何台か駐車してあるという状況だった。時間は、ちょうど、お昼時12時30分くらいである。ようやく駐車場を見つけ、ドアを開けて中の様子を覗いたら、満席で、店員から、ちょっと待ってくれといわれたので、少し待つことにする。待つこと数分。席があいたと店員さんから話があったので、店の中に突入した。割合広い店で、座敷とテーブル席があるが座敷が主みたいである。座敷に案内された。窓が、幾分大きめで明るい店内。メニューを検討して、鴨汁うどんの大盛りに挑戦することにした。

 

 待つこと10分くらい鴨汁うどんが、届いた。鴨汁は、竹の器に入っている。大きさは適当。そして、麺は、木の器に入ってだされる。長方形の手作りみたいな器だが、いい雰囲気である。私の大盛りの器と近くの人が食べた普通盛りの器では、大きさに差がある。もちろん、うどんの量も違う。大盛りはボリュームがあって、うれしい。それにきゅうりの和え物が、ついてきた。

 麺の太さは、不均等であり、その形態も様々である。真四角でなく、平行四辺形から平行感覚をなくしたような形状をもつ。麺は、柔らかいのだが、十分な弾力がある。この弾力は、讃岐うどんがもつ弾力とはまた、異なっている。讃岐うどんの弾力は、基本的に固さと正比例しているが、青田やのうどんの弾力は、柔らかさと正比例の関係にありそうだ。柔らかさをX軸、固さをY軸、弾力をZ軸とする三次元のグラフを作成して、数多のうどん屋と一緒にこのグラフに放りこんだら、青田やのうどんは、X:Y:Z=7:3:8くらいの成績をつけられると思う。鴨汁の鴨肉は少な目で、少し甘めであるが、よくうどんに絡みついて、出来の良い汁であった。満足して、店を出て、近くの電気やで格安の扇風機を買って家路についた。

平成14月7月28日


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