あの栄光の3冠も

ナリタブライアンという名前も

永遠に競馬ファンの心の中に生き続けると思う

僕らの目の前で南井騎手を乗せて

3冠という夢を見せてくれた記憶は

誰の胸にも

ずっと残ると思うから

今 部屋の中でこっちを向いている

シャドーロールの怪物はもういない・・・

一目でいいから

実際に会ってみたかった名馬だったとつくづく思う

きっともう

ホクトベガやライスシャワーと一緒に走ってるんだろうな

マルゼンスキーやシンザンとも一緒に走って

誰が史上最強か比べっこしてるのかな

圧倒的な強さとは裏腹に

優しい目をしていたナリタブライアン

3冠馬となった時の

誇らしげなナリタブライアン

4歳にして有馬記念を制したときのナリタブライアン

どんな距離でもいつも強かったナリタブライアン

負け続けて もう終わりかと思われても

不死鳥のように蘇って

ライバル マヤノトップガンと死闘を演じ

ファンを魅了してくれたナリタブライアン

1200mという短すぎる距離でも

意地と誇りで上位に入着したナリタブライアン

今頃になっていろいろな姿が思い浮かぶ

子供達は2世代しか残せなかったけど

でも早逝した無念は絶対に

その子供達が晴らしてくれるよ

だから安心して今は眠ってね

あまりにも早すぎる死に

悲しみととまどいが渦巻いているけど

一生忘れないから

だから 今は

静かに

おやすみなさい

Kの広場 Keibaの広場