一・二限目は、現代文基礎演習の授業だった。現代文の実践的な問題の解き方を教授する授業だが、現代文をニュアンスではなく、理論的に解く方法と過程を分かりやすく教授されていた。三時限目は、現代文2「言葉と人格」だったが、理解しづらい箇所を説明・理解させるために、一度生徒たちの身の回りのことに置き換えて、理解した所で、もう一度本文に戻って理解を促していた。五時限目は、はじめて授業をさせて頂いたが、まだ生徒に教えていない所を質問してしまう等、たくさんの失敗をしてしまった。授業の後、先生から御指導を頂き、誤りを指摘して頂いた。六時限目は、五時限目と同じ範囲をまたやらせて頂いた。しかし、解答に対する説明がなく、答え合わせをしただけになってしまったり、板書している間、生徒に指示を出さずにいたりと、反省すべき点がまだまだ沢山あった。自分で授業をして、改めて授業を行うことの難しさを痛感した。
最初から全てを完全になおすことはできないし、当然見るべきところもあるので、そこまで削って小さく固まるよりはいろいろなことに挑戦しながら自ずと自分の形を形作っていく方が賢明でしょう。大切なのは、授業は一回きりだということ、やり直しがきかないことです。常に反省し、常に謙虚に教壇に立つことで、あらたな喜びも生まれますし、確固たる自信にもつながるはずです。絶え間ない努力を期待します。