後方からターゲットに狙いを定め
電光石火の弓で射られた矢は
閃光のような速さで
前を行くライバル達を次々とねじ伏せていった
その男勝りの走りは
まさにアマゾネスと呼ぶに相応しかった
ターフという戦場を我が道と決め
よそ者扱いのクラシックでの雪辱を
秋の大舞台で晴らし
グランプリでは
シャドーロールの怪物の後に続き
その真の強さを証明した
新しい女王即位の瞬間であった
そして今
アマゾネスの女王は故郷へと戻り
歴戦の疲れを癒しつつ
王子・王女を送り出している
我が子の即位を祈りながら・・・